街ナカ〝連結送水管〟

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街中で見かけたベンカン機工製品をご紹介する〝街ナカ〟シリーズです。

関東某所のマンションの〝連結送水管〟をご紹介します。

ベンカン機工のステンレス鋼製「溶接式管継手(SU継手)」が採用されています。

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※2016年8月以降に出荷の製品はBENKANKIKOHロゴです。

〝連結送水管〟とは、主に初期消火を目的として、施設外に設けられた「送水口」と施設内に設けられた「放水口」をつなぐ配管設備です。

高層マンションなどの高層ビルや地下街などの施設では、火災が発生した場合に消防ポンプ自動車からホースを伸ばすのが難しく、消火活動の遅れが懸念されることから設置が義務付けられています。

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消火活動では、消防ポンプ自動車が施設外部にある「送水口」にホースを接続させ、強制的に加圧して、各階に設置されている「送水口」まで水を送ります。

各階では、放水口にホースを接続させ、個々に消火活動を行うことが可能となります。

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連結送水管設置が義務づけられる条件
(1) 地上7階建以上の建物
(2) 地上5階建、または6階建で、延べ面積6,000㎡以上の建物
(3) 延べ面積1,000㎡以上の地下街
(4) 道路の部分を有する防火対象物

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乾式配管例                  湿式配管例

 

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従来の〝連結送水管〟は、炭素鋼鋼管(鉄管)で施工されておりましたが、緊急事態に使用される設備であることからも、最近は、耐久性の優れた〝ステンレス配管〟で施工されるケースが増えてきました。

今回、ご紹介させていただいた〝連結送水管〟も、従来の炭素鋼鋼管の設備が老朽化したことから、ステンレス配管によって更新されたものかと思います。

通常、ピットやシャフトに納まって目に着かない配管ですが、この様な形で見る機会もあります。

 

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コメント

  1. 松本勉 より:

    現在7階建て賃貸住居併用マンションを計画中です。
    7階以上の建物には『連結送水管設置』が必要との事ですが、新規設置に伴う費用は一般的にどの位になるか教えて頂きたいのですが?

    1. kikohadmin より:

      松本様

      コメントいただき有難うございます。
      コメントを見落としてしまっており、返事が遅くなってしまい誠に申し訳ございません。
      弊社はその中の一部の配管部材を提供しているだけですので、連結送水管の設置コスト全体に関しましては、ビル設備を請け負っておられる企業様にお問い合わせいただくのが良いかと存じます。

      こちら↓なら適切な回答が受けられるかと思います。
      【参考】
      一般社団法人日本消火設置工業会
      http://shosoko.or.jp/equipment/renso.html

      遅くなりました上に、明確な回答が出来ず誠に申し訳ございません。
      何卒よろしくお願い致します。

      管理部 寺岡

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