溶接式管継手事業

溶接式管継手事業

ベンカン機工の溶接式管継手は、1947年に設立された日本弁管工業(後のベンカン)と1958年に住友金属工業より独立した扶桑機工(後の日鉄住金機工)が、培ってきた技術力と実績を継承し生産しております。

当社は初めて溶接式管継手を国産化し、1951年に東京都大田区に工場を建設し、製造を開始いたしました。

続いて1953年、現尼崎工場でも溶接式管継手の製造を開始、1960年に桐生工場を設立、1965年に大阪工場を設立、1971年に藪塚工場(現桐生工場)を設立し、国産事業を拡大してまいりました。

認証につきましても常に業界の先駆けとして、JIS(日本産業規格:B 2311、B 2312、B 2313、B 2309)、ISO9000(9001)認証を早期に取得し、造船の各種船級(NK、DNV、LR、ABS、BV)、EU/PED(97/23EC)も取得しております。

法令対象は、電気事業法(民間認証含む)、ガス事業法、高圧ガス保安法、原子炉等規制法にも対応しております。(各種認証参照)

1987年には、タイ(現タイベンカン)、1995年にはベトナム(現ベンカンベトナム)において、相次いで自社技術による海外生産を開始、まさにリーディングカンパニーとして歩んでまいりました。

供給サイズは、1/2B(15mm程度)の小口径から、80B(2000mm)程度の大口径まで製造可能です。(製作範囲表参照)

対応鋼種は、炭素鋼から低合金鋼、高クロム鋼、ステンレス鋼、二相ステンレス鋼、スーパーステンレス鋼、ニッケル合金、アルミニウム合金、チタン合金、高張力鋼に至るまで、豊富な経験で培った技術で対応しております。

各種試験検査につきましては、機械試験、非破壊検査など、必要な検査の設備・資格は自社にて保有しており、多彩なご要求に対応しております。

供給先に関しましては、造船向けから原子力・火力・水力・地熱発電所、石油精製・化学プラント、都市ガスパイプライン、LNG・LPGプラント、製紙プラント、医薬品プラント、ゴミ焼却場、浄水場、建築など、インフラから民生まで、幅広い分野で使用されています。

また、業界最大シェアを誇る「溶接式管継手」に加え、これまで培ってきた実績・経験・技術力を活かし「フランジ」「溶接鋼管」「配管プレファブ」「鍛鋼製品」もラインナップしており、お客様のニーズに柔軟にお応えしております。

ベンカン機工の溶接式管継手事業は、ライフラインを支える基幹産業として、新たなチャレンジをしながら、これからも発展に努め続けます。

[写真]溶接式管継手のあるプラントイメージ