Duplex Stainless(2相ステンレス)は、オーステナイト組織とフェライト組織の両方を混在させた高強度、高耐食のステンレス鋼です。混在比はおおむね50%:50%です。SUS304、SUS316のほぼ2倍の強度を有し、薄肉で軽量にすることが可能となります。かつ、海水による孔食に対する耐性が強いことに加え、汎用オーステナイト鋼よりも応力腐食割れ耐性に優れ、且つ良好な耐孔食性を有しています。
製品情報
配管用ステンレス鋼製スタブエンド(ラップジョイント)
今回紹介させていただく製品は、配管用ステンレス鋼製スタブエンド(ラップジョイント)です。
スタブエンド(ラップジョイント)とは、端部につばをもち、遊合形フランジと組み合わせて用いる管継手です。(以下、スタブエンドという。)
空調設備配管に使われている溶接式管継手
学校やオフィスおよび商業施設など、今やほとんどの事業用建物には空調設備が付いております。今回は、そのような場所で使われる溶接式継手についてご紹介させていただきます。
ベンカン機工の防錆塗装
前回の「管継手の防錆塗装」に加え、「ベンカン機工の防錆塗装」についてご紹介させていただきます。
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溶接式管継手_特殊品「クロス」
写真のように、十字型の形状の溶接式管継手を「クロス」と呼んでおり、JIS規格に規定のない管継手ではありますが、ベンカン機工では、シームレスパイプからバルジ製法(液圧成形法)により、さまざまな鋼種で製作をしております。
一般的に「クロス」は、素材の塊から〝削り出し〝により製作されることが多いので、そのスタイルで手配をされている方も多いのではないでしょうか。
しかし、シームレスパイプからの製作であれば、製品の仕上がりやコスト面で大きなメリットがあります。
今回は、その理由について、製作内容の解説をしながらご説明したいと思います。
SU管継手
「SU管継手」は、一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448 TPD)に対応した一般配管用ステンレス鋼製突合せ溶接式管継手(JIS B 2309)です。
ステンレス鋼製の配管は、その優れた耐久性・衛生性などから、主に産業分野で普及しました。
しかしながら、一般的な建築配管であるホテル、マンション、病院、ビルなどの配管には、高額なためになかなか採用されることがありませんでした。
そこで、ステンレス鋼の耐久性を利用して、管厚を一般配管に適用できるレベルにまで薄肉にしたのが、 一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448 TPD) です。
配管プレファブ
〝溶接式管継手〟とは、パイプなどの配管材と接合することで配管の延長、方向転換、分岐、径変更などを行うための製品で、納入後に需要家様が溶接することで接合します。
しかし、法規(電気事業法・ガス事業法など)適用などの高いスペックの配管である場合、部材調達、溶接作業、品質検査、各種書類作成に至るまで、その作業と管理は容易ではありません。
更に現地で溶接接合する場合、 続きを読む
ステンレス鋼製管フランジ
「管フランジ」は、配管と配管の接続や配管にバルブや各種計器を接続する際、あるいは配管末端の閉止する場合などに使われる、円盤あるいは円盤と円筒を組み合わせた形状配管用部品のことを言います。
溶接にて接合した配管は、一旦、接合してしまうと外すことができません。
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