オイムコハンマー

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高圧ガス容器製造の歴史は古く、継ぎ目の無い高圧ガス容器を国内で初めて製造してから約90年になります。

今回は、その高圧ガス容器の初期の製造設備である「オイムコハンマー」についてご紹介いたします。


オイムコハンマーは、1935年(昭和10年)に当時世界先端技術を誇ったドイツのオイムコ社から導入した高圧ガス容器の成形機です。

高圧エアーによって高速ハンマーを上下動させて、加熱された鋼管を叩いて成形を行う設備構造になっています。

1930年(昭和5年)に、当社が技術継承している住友金属工業(現:日本製鉄)が、日本で初めて高圧ガス容器の製造を開始し、その後オイムコハンマーによって本格的な量産体制が確立され、我が国産業の発展と振興に大きく貢献しました。

特に戦後日本の高度成長期には、工業用高圧ガス容器の需要が高まり、増産につぐ増産だったとのことです。

真っ赤に焼けた鋼管をハンマーで叩くため、猛烈なハンマー音と熱の傍で、体力と技術力がいる職人作業でした。

かつては同じ機種が何台もあり、オイムコハンマーが稼働すると地響きがし、隣の会社から苦情がくるほどだったといいますから、そのパワーの強烈さには驚くべきものがあります。

オイムコハンマーなくして我が国の高圧ガス容器の発展はなかったと言っても過言ではありません。

1965年(昭和40年)まで第一線で活躍していましたが、新設備が開発されその役割を終えました。

工場メンバーでオイムコハンマーを塗装している様子

当社の尼崎工場にはその貢献を讃え、記念碑としてその勇姿を保存しています。

尼崎工場 技術課 矢吹

 

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