ベンカン機工の主力製品である「突合せ溶接式管継手」は、配管用途によって、材質、口径、肉厚、形状、外面処理など、その種類は多岐に渡ります。
通常、突合せ溶接式管継手の製法は、〝塑性(そせい)加工〝です。
今回は、塑性加工では出来ない特殊仕様の「鍛鋼製 溶接式管継手」を、実際の製品画像と共にご紹介させていただきます。
塑性加工とは、材料(鋼管・鋼板)に大きな力を加えて変形させることによって、目的とする形状に成形することです。
ベンカン機工の強みは、この塑性加工技術にあります。
しかしながら、主にプラント関連の配管では、そのニーズによっては、塑性加工では対応できない鋼種や形状などの特殊仕様もあります。
その場合に対応を検討するのが「鍛鋼製 溶接式管継手」です。
WP316L材 各種製品
鍛鋼とは、様々な鋼種の鋼塊(インゴット)に、規格で定められた鍛造比をかけた材料をいいます。「鍛鋼製 溶接式管継手」は、それを精密に削り出して成形した製品です。
ベンカン機工では、幅広い特殊仕様そして鋼種に対応した「鍛鋼製 溶接式管継手」のご提案が可能です。
ラテラル 450A×300A
主な鋼種は以下の通りです。
【炭素鋼製】 S25C、SF440A、SF490A、SFVC2A、及び相当する材料
【低合金鋼製】 SFVAF1、F2、F12、F11A(B)、F22A(B)、F5、F9、及び相当する材料 火力基準材SFVAF28
SFVAF22A材 TEE T(R) 600Ax650A
【ステンレス鋼】SUSF304、SUSF304L、SUSF316、SUSF316L、SUSF321、及び相当する材料
SUSF304の特殊形状レジューサ
R(E)SUSF304 250Ax25A
ASTM材料およびASME材料についても、相当する鋼種について製造が可能です。
その他、ご要望にお応えできるように検討させていただきますので、溶接式管継手関連営業窓口まで、お気軽にご相談下さい。
東日本営業課(東京)TEL:(03)3777-1521
西日本営業課(大阪)TEL:(06)6482-1851
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