グローバルな企業グループとして、世界的で活躍されている「日揮株式会社」さまは、日本を代表するエンジニアリング会社です。
1928年の設立以来、世界80カ国以上、2万件におよぶ石油、ガス、LNGなどのハイドロカーボン分野を中心に幅広い分野のプロジェクトを遂行されています。
その高度なエンジニアリング技術と卓越したプロジェクトマネジメントは、国内外から高い評価を受けられております。
そして、そのプロジェクトの多くに、ベンカン機工の溶接式管継手をご採用いただいております。
「日揮株式会社」さまにおかれましては、サプライヤーとなるベンカン機工の製造立ち合いや工場見学をいただく機会が少なくありません。
先般も入社2、3年目の若手社員の皆さまを中心とした社内教育の一環として、桐生工場(群馬県太田市)をご見学いただきました。
多くの皆さまは、製品としての溶接式管継手をご存知ではありますが、どの様な工程で生産されているかをご存知の方は稀です。
そこで、まずは、溶接式管継手の製品解説と共に、工場概要と製法説明をさせていただきました。
その後、説明させていただいた製法を、実際の製造工程をご覧いただくことでご確認いただきました。
まず材料ヤードから、エルボ、ティーの成形工程をご覧いただきました。
エルボは「マンドレル製法(熱間曲製法)」を、ティーは「熱間総型法(引抜き製法)」や「液圧バルジ製法(液圧成形法)」をご覧いただきました。
熱炉から出てくる真っ赤になった溶接式管継手を、皆さま真剣にご覧になっていらっしゃいます。
検査棟において、各種試験・検査を実施し、検査体制についてもご確認いただきました。
写真は「引張試験」で、試験片が破断するまで徐々に荷重を加えていき、材料が規定(仕様)の強度を満たしているかを確認するものです。
仕上工程では、最終仕上げの中で製品の表面を研掃するショットブラスト(注1)などの説明をいたしました。
外国人エンジニアの方も、工場長の説明を英語に訳して話す私の言葉に非常に熱心に耳を傾けてくださいました。
また、見学いただいた皆さまから、各工程で多くのご質問をいただきました。
「工場を持たないエンジニアリング会社の技術者にとって、実際の製造現場を見て、作られている方々の知見に触れられることは、大変貴重な経験です。今回の工場見学を通し、御社の品質に対するこだわり、世界に誇る〝もの作り〝の技術と精神を感じられました。」日揮株式会社第一事業本部 泉英子さま
写真左から、ご引率された泉様、
参加いただいたFlores様、生出様、田村様
「あいにくのお天気でしたが、ご来場頂きありがとうございました。それぞれの工程で多数のご質問を頂き、御社のプラント建設における意気込みを強く感じました。」東日本営業部プロジェクト営業課 大友
これからも、様々な企画を盛り込んだ工場見学会で、有益な情報のご提供と、弊社製品のアピールをさせていただきたいと思います。
技術伝承を進めながら、良い製品を製造し続けていくとともに、新たなチャレンジも行ってまいります。今後とも何卒よろしくお願い致します。
(注1)ショットブラスト・・・小さな金属の粒を高圧で製品にあてて研磨すること
東日本営業部 プロジェクト営業課 森
※この記事は、アメーバブログで掲載したものを、本サイト立ち上げ後に移設したものです。
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