「DHC」と聞いてみなさんは頭のなかに何を思い浮かべますか?
おそらくほとんどの方は化粧品や健康食品を連想するのではないでしょうか?でもベンカン機工が大きく関わっているDHCは、それではありません。
「DHC」とは、District Heating & Cooling=地域冷暖房のことです。
地域冷暖房とは、簡単に言ってしまうとひとつのエリアの冷暖房・給湯などに利用する冷水・蒸気を集中的に製造し供給するシステムのことです。
例えばひとつの街の中のホテル・病院・商業施設・事務所ビルなどに一括して冷水・蒸気を供給する。それぞれに熱源設備を持たずに一箇所に設備を集中することによって運転効率があがり、省エネルギー効果や大気汚染防止、地球温暖化防止など環境保全にも大きな役割を果たすエコなシステム、それがDHC(地域冷暖房)です。
当然ひとつの大きなエリアに冷水・蒸気を供給するために、その地域には配管が網の目のようにはりめぐらされます。
その際に使われているのが、ベンカン機工の溶接式管継手です。
特に今回クローズアップさせていただくのは、地域冷暖房システムの中でもメインのラインに使用される大口径の溶接式管継手です。
一箇所の設備で作られた冷水・蒸気は、それぞれの施設へ向かって太く大きく伸びていかなければなりません。
そして施設の中でもメインの大きな流れから、それぞれのフロアや部屋に分散されて行く必要があります。
ちょうど木が地面から吸い上げた水を幹から枝へ、枝から葉へ運ぶように、ベンカン機工の大口径溶接式管継手は、幹から枝へ分かれる部分に非常に多く使用されています。(枝から葉の部分も当然使用されています)
口径は400A(外径406.4)~1200A(外径1219.2)、材質はSM490AやSM400A、PY400などが使用されます。
私の担当する東京エリアでは、東京スカイツリーを始め、六本木ヒルズ、東京国際フォーラムなど、実に多くの有名大型施設にご採用いただいております。
いまこれを読んでいらっしゃる皆さまのオフィスやお店にも地域冷暖房が張りめぐらされて、ベンカン機工の継手が使われているかもしれません。
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