ストレス社会と呼ばれる時代です。ストレスにより発生する活性酸素(細胞に損傷を与えるとされる有害物質)も100年前の約一万倍なのだとか・・・。
それを聞いただけでストレスが余計に増えそうですが、ストレスの主な原因は、対人関係によるものが多くあります。厚生労働省が5年おきに実施している「労働者健康状況調査」(2012年)においても、「職場の人間関係の問題」がストレス原因の1位だという結果が出ています。
それだけ、人と関わることに皆ストレスを感じているということです。
では、どうして人と関わるとストレスを感じるのでしょうか。
それは、自分が望むことと相手から返ってくるものが違うといった〝理想と現実のギャップ〝があるためです。
仕事上で考えると、「どうしてそんなことも出来ないの?」「こうするのが普通でしょ?」「どうしてわからないの?」など、相手への過剰な期待や決めつけから生じることが大いにあります。
いえいえ、期待なんかじゃありません、とおっしゃるかもしれませんが、それは自分の価値観による判断です。
同じことをしても、同じ言葉で伝えても、人によって感じ方や受け止め方は違います。それは、受け手がそれぞれの経験や考え方で判断をして受け止めるからです。
よって、立場が違う人であればある程、また相手を知らなければ知らない程、ギャップが生じ、よりストレスに感じる可能性が高いと考えられます。
それを解消するには、やはり「コミュニケーション」が必要不可欠です。
メラビアンの法則などを用いながら、相手と話す時には、相手の立場を考え、相手を尊重し、理解する姿勢を持つことから始めてみましょう。
〝相手を受け入れること〝が、お互いが正直に向き合える第一歩になり、自分自身にとっても負担にならず、双方が上手くいくことに繋がるのではないでしょうか。
セトモノとセトモノとぶつかりっこすると
すぐこわれちゃう
どっちかがやわらかければだいじょうぶ
やわらかいこころを持ちましょう
相田みつを
総務企画課 寺岡
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