〝溶接式管継手〟とは、鋼管などの配管材と接合することで配管の延長、方向転換、分岐、径変更などを行うための製品で、納入後に需要家様が溶接することで接合します。
しかし、法規(電気事業法・ガス事業法など)適用などの高いスペックの配管である場合、部材調達、溶接作業、品質検査、各種書類作成に至るまで、その作業と管理は容易ではありません。
更に現地で溶接接合する場合、作業環境が適していなかったり、溶接品質を確認する設備がない場合もございます。
その様な場合にご提案させていただいているのが〝配管プレファブ〟です。
配管の[プレファブ(prefabricated)]とは、本来は、各配管部材を現地で組み立てるところを、事前に組み立てて、現地に納入することを意味します。
本来、需要家様におかれましては、配管を構成する溶接式管継手や鋼管などの部材調達や溶接接合の施工法、品質検査、申請業務など多岐に渡る管理が必要だと思います。
これが法規適用の配管ともなれば、尚のこと厳しい管理が必要となります。
対して、作業と管理の難易度が特に高い部分を中心に、配管プレファブとしてご用命いただくことで業務の効率化とコストダウンが可能となります。
それは、法規適用の納入実績が豊富で、その仕様や検査の要領を熟知しているベンカン機工だからこそご提案できることです。
以下に一例をご紹介いたします。
■ ヘッダー管
地熱発電所向けであり、管の長手溶接も電気事業法の溶接施工法により、自社にて施工しております。
■ 短管・レジューサ付・ティー
電力会社様向けであり、調達困難な電事施工法に適合する短い鋼管部分も、自社にて製作し対応いたします。
■ バー袖付・ティー
ガス会社様向けであり、袖管と配管ピグ誘導用のバーを取り付けております。配管ピグとは、圧力で配管内を通すことで主にクリーニングや検査を行う機器のことです。
■ ノズル付・ティー
ガス会社様向けであり、T(ティー)の分岐部から先にノズル管もプレファブしています。内外面の特殊塗装まで含めて管理をお任せいただいております。
ベンカン機工では、配管プレファブに限らず、需要家の皆様のニーズにお応え出来ますよう、自社の強みを多角的に活用し、柔軟に検討、ご提案いたします。
お困り事のご相談、ご依頼などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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