グローバル企業として、世界的に活躍されている「日揮株式会社」さまは、日本を代表するエンジニアリング会社です。
そんな世界的な企業である日揮株式会社さまのプロジェクトにおいて、ベンカン機工の溶接式管継手製品も数多くご採用いただいております。
そして毎年、社内教育の一環として桐生工場(群馬県太田市)、桐生分工場(群馬県桐生市)をご見学いただいており、先日も技術・調達・設計など、さまざまな部署の皆さまにお越しいただきました。
毎回、座学での工場概要のご説明の後、溶接式管継手の製品・製法解説をさせていただきながら、工場内を重点的にご案内し、ご見学いただいております。
もちろん営業が同行させていただきますが、ご説明するのは、工場ならびに技術部門のプロフェッショナルです。
午前中は桐生分工場、移動をして午後からは桐生工場をそれぞれご見学いただきました。
製造工程では、主にエルボは「マンドレル製法(熱間曲製法)」を、ティーは「熱間総型法(引抜き製法)」や「液圧バルジ製法(液圧成形法)」をご覧いただきました。
短い時間の中でも様々な質問が飛び交い、熱心なご様子が伺えました。
検査棟において、各種試験・検査を実施し、検査体制についてもご確認いただきました。
〝開先〝についてのご質問もあり、ベンカン機工のガリレオである技術品質保証部の吉本が、マニアックな解説をさせていただきました。
海外グループの方もご参加いただいておりましたが、こちらも海外担当のワトソンが同行し、ご対応させていただきました。
時間の関係上、質疑応答の時間を設けることが出来ませんでしたが、ご見学中に都度多くのご質問をいただき、後日聞き切れなかった質問事項を纏めてご連絡もいただきました。
ご質問の一部を解説と共にご紹介させていただきます。
Q.ティーおよびエルボのUO成形法は、鋼管を入手出来ない場合その代わりに板材を用いて製作できる、というメリット以外は、何かメリットがあるのでしょうか?
A.ご指摘のように、鋼管が入手出来ない場合以外に、鋼管からの成形では塑性変形量が大きいため、成形出来ないような材質があります。それに対して、UO成形での変形量は比較的小さいですので、成形出来る製品種が多くなることが、UO成形のメリットの一つです。
Q.社内検査項目が決まっているとの事ですが、コントラクター検査立会の場合、別途検査項目は設けれられるのでしょうか?
A.検査項目は同じです。規格、仕様に従います。
自分自身もお客様の声を多くお聞きし、勉強させていただく機会として、非常に有意義な機会となっております。
これからも、有益な情報をご提供すると共に、お客様にとって有意義な工場見学会が開催出来るよう、ご要望に合わせて企画させていただきたいと思います。
東日本営業部 プロジェクト営業課 平安
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