東日本営業部 プロジェクト営業課 海外グループの王墨迪(写真右)です。研修のため、同じプロジェクト営業課の大谷さん(写真左)と共に、大阪工場、尼崎工場の工場見学に行ってまいりました。
入社当時、桐生工場の見学を通し、初めて実物の製品に触れる機会をいただきました。その後9ヶ月に渡り、事務処理を行う中で、製造方法やプロセスに関して理解できていないところがまだまだあることを感じていました。
1年経ち、今回の見学では、質問をしながら、溶接式管継手の製造過程や品質管理法をより深く把握する事ができました。
製品の中でも特殊である「2シームティー」の成形方法と溶接線(シーム)の位置に対する疑問を抱いていました。
これに対して、木村工場長が実物を見ながら、トップ(枝管側)とボトム(母管側)を別々で成形し、溶接することを説明してくださいました。
また、これまで検査方法については浅いイメージしかありませんでしたが、今回、磁粉探傷試験を実際に見せていただき、試験片に液体の蛍光磁粉をかけ、紫外線灯を当てることにより、割れが目に見える様子が良くわかり、特に印象に残りました。
衝撃や硬さなどの機械試験に対しても、テスト前後の試験片を比べて見ると、結果を非常に理解しやすかったです。
また、工場の工夫を実感することがありました。溶接後の半製品に数字が書いてあり、その数字について工場長に質問したところ、溶接担当者の番号だと説明を受けました。責任者の記録として、担当者の溶接技術を評価するための役割を果たしており、その後の技術力アップにも役立てられているそうです。
尼崎工場では、技術課の大西さんに、容器の製造過程を順番に見ながらご説明いただきました。自分は溶接式管継手の営業部メンバーですが、自社の製品を知る良い機会となりました。
今回工場見学で得た経験を踏まえ、業務処理に生かし、工場の方々と協力し合いながら、海外のお客様のご要望にお応えできる製品を提供していきたいです。
東日本営業部 プロジェクト営業課
海外グループ 王 墨迪
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