製品の安定供給は、ライフラインを支えるメーカーとしての使命であると考えております。
そのためには生産性を向上させ、市場環境にフレキシブルに対応出来ることが必要です。
そこで、科学的・論理的手法を身に付けた生産体制の構築と、全工場が環境変化に応じた対応の出来る体質をつくることを目的に、2015年5月に製造部門全員参加型の「生産性向上プロジェクト」を発足させました。
これまでの活動内容と先日行われた最終発表会の模様をご紹介したいと思います。
桐生工場においては、2016年末までに生産性50%向上を目標に活動してまいりました。
活動をする中で、現場でも作業だけでなく数字を意識するようになり、日・週・月で数値管理を行う体制が整ってまいりました。
また、アクションプランを作成するようになり、いつ・誰が・何を行うか意識して実施しております。
実は当初、新たな取り組みに反発することも多く、活動を進める中で2:6:2に反応が分かれ、活動が停滞することもありました。
しかし、ヒアリングやミニ講座等でそれぞれの考えや想いも共有し、モチベーションの向上に努め、なんとか団結して取り組んでくることが出来ました。
その結果、桐生工場においては生産性(投入資源と産出の比率)の78%アップ、経営成果として労働生産性(「労働者1人あたりが生み出す成果」あるいは「労働者が1時間で生み出す成果」)の10%アップを実現しました。
当初の目標を大きく超えた成果が出せたことは、各自が懸命に取り組んでくれた証だと思います。
先週の桐生工場で開催した最終発表会では、全取締役を始め、各工場の代表者が集まり、桐生工場の多くのメンバーも参加し、その成果の共有を行いました。
成果発表の総評をする代表取締役の岡本
「桐生工場の従業員の皆さん、3年間の活動お疲れ様でした。コンサルタント指導による活動は終了しましたが、ここからが本当の意味でのスタートとなります。一人一人が我が事と考え、特別な活動と捉えずに日々の業務の中で当たり前に改善活動を出来るのがあるべき姿と考えております。今後は、大阪工場、尼崎工場も活動をスタートしますので、桐生工場としては地に足をつけて活動を維持継続して行きたいと考えております。」
桐生工場 工場長 立川
今後も継続していく中で、より高いレベルでの生産体制の構築に努めてまいります。
さらには技能継承を含めた作業の標準化、そして将来に向けて、仕事に対する従業員の満足度を上げる活動を考えていきたいと思います。
桐生工場 製造管理課 柿木
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