今回紹介させていただく製品は、配管用ステンレス鋼製スタブエンド(ラップジョイント)です。
スタブエンド(ラップジョイント)とは、端部につばをもち、遊合形フランジと組み合わせて用いる管継手です。(以下、スタブエンドという。)
一般的に、遊合形フランジとスタブエンドを組み合わせて使用します。
接続した際、鋼管とフランジを直接溶接しないため、遊合形フランジは自由に回転させることが出来ます。
そのため、相手側のフランジにボルト・ナットで取り付ける際、配管自体を軸方向に回転させる事なく、遊合形フランジだけを回転させて遊合形フランジのボルト穴の位置を自由に調整することが可能です。
配管使用部品(スタブエンドを溶接した鋼管、フランジ、パッキン、ボルト)
LAP溶接・・・鋼管にスタブエンドが溶接されています。
フランジ組み込み・・・フランジをセッティングします。
尚、鋼管の反対側からフランジが挿入出来ない場合はスタブエンドを溶接する前にあらかじめフランジを挿入しておきます。
LAP配管施工1・・・パッキンをセッティングします。
LAP配管施工2・・・突き合わせて、フランジのボルト穴にボルトを挿入します。
LAP配管施工3・・・ボルトで締めます。
LAP配管施工4・・・完成です。
鋼管にフランジを直付けしていると、突き合わせる双方のフランジのボルト穴の位置を、現地に納入する前に調整しておく必要があります。しかし、このようにスタブエンドとフランジを使用すれば、あらかじめ調整する必要がなく、現地での接合が簡単です。
鋼管とフランジの直付けに比べ、スタブエンドを使用した方が部品費用としてコストは掛かりますが、施工時ボルト穴の芯出しが不要なため、現場での施工が容易となることでコストダウンに繋がります。
またフランジは、ルーズフランジを使用することが多いため、スラブエンドを使用した方が全体コストが安価ともいわれています。
用途としましては、製紙プラント(原料・用水)、化学プラント(薬品・原料)、造船プラント低温配管(LNG・ケミカル船)、建築設備(衛生配管・消火配管)などで使用されています。
ベンカン機工では、SUS304、SUS304L、SUS316、SUS316Lの4鋼種を在庫しております。
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