東京オフィスがお世話になっております大森北口ビルでは、消防法に基づき年に一度必ず「消防訓練」が実施されます。毎年この時期に実施され、ビルに入るテナントの皆さんと一緒にベンカン機工も参加させていただきました。今年は避難訓練と通報訓練、AEDの取り扱いについての訓練でした。
まずは非常階段から、避難訓練を行いました。ベンカン機工の東京オフィスは7Fですので、下まで結構かかります。女性陣でヒールじゃない靴を置いておくことも必要だと改めて話をしました。
近くの避難場所で全テナントが集まりました。
実際の避難の際は、逃げ遅れた人がいないかの確認のためにも必ず点呼を取るまでは動かないことが重要だそうです。
同じビルに入る他のテナントの方々と集合
その後、ビルの地下で「通報訓練」と「AEDの取扱い」についての説明と実習がありました。
【通報時の対応方法】
1.火災を見つけたらまず「火事だ!」と周りに知らせ、初期消火を行う。
2.知らせを聞いた人は、ビルの防災センターに連絡
3.知らせを聞いた人は、119番に通報(火事であることを知らせ、住所を伝える)
1~3は、出来れば担当を決めておき、連携して役割を果たすのが大切とのことでした。
【AED使用の流れ】
1.倒れている人がいたら、まず周りに応援を求める。
2.倒れている人が゛意識をしているか゛゛呼吸をしているか゛の2点を確認する。
3.意識もなく、呼吸も止まっていたら、AEDを使用するため誰かに取りに行くようお願いする。別の人に救急車を要請してもらう。
4.AEDが届くまで心臓マッサージを行う。
5.AEDが届いたら、AEDの音声誘導に従って対応する。
6.救急車が到着するまで、あるいは意識が戻るまで続ける。
訓練に参加したことのないメンバーを中心に、心臓マッサージの体験をさせていただきました。骨が折れそうで怖くても強めに押すよう言われたところ、複数名から「折れた骨がどこかに刺さるのでは?」と心配の質問がありました。回答としては、人の力で折れたとしても背中側の骨で、どこかに刺さる心配はほぼ無いそうです。また、骨はたとえ折れても治るけれど、呼吸が止まった状態を放置すれば死に至る恐れがあるため、心臓マッサージを優先するようにとのことでした。
こうして訓練を受けても、実際に遭遇すればなかなか自ら進んで行うことは難しいかもしれません。「”助けるための協力者になる”という気持ちで一歩勇気を出してほしい。」という東京消防局の方の言葉が印象的でした。
誘導等の役割の確認、消火器の位置の再確認も行い、参加できなかったメンバーにも情報共有するなど、いざという時に慌てないよう周知したいと思います。
管理部 総務企画課 寺岡
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