京都工芸繊維大学の学生フォーミュラチーム“Grandelfino”から、フォーミュラカーの車体溶接部の評価のため放射線透過試験(RT試験)の依頼をいただき、8月に大阪工場で実施いたしました。
2022年度の日本大会は8月下旬から9月にかけて行われ、見事総合優勝されました!!
今回は、その報告会の模様をご紹介いたします。
これまでにもご紹介しました通り、京都工芸繊維大学のフォーミュラチーム“Grandelfino”は、過去複数回優勝経験のある強豪校で、2022年度の日本大会においては、4年振りの王者奪還を目指し、大会に臨まれました。その結果、各賞を総ナメにし、圧巻の総合優勝を果たされました。
ベンカン機工では、フォーミュラカーの溶接部のRT試験を実施させていただいたのですが、試験時は試験片での対応だったため、実車を拝見できないままでした。
それがこの度、実車を携え、訪問の上、大会報告をしたいとお申し出いただき、12月14日に弊社尼崎工場で報告会を開催いたしました。
本レースの模様は、YouTubeでかじりつくように拝見していましたので(日曜日です!仕事中ではありません(笑))、マシンは見慣れている程でしたが、実物を見れるとなると話が違います。
社内にレーシングカー好きが複数いることもあり、皆、ソワソワしながら楽しみに当日を迎えました。
マシンのセッティングをしていただいてから、会議室で報告会です。
優勝に向けての長期目標や、そのためのアプローチや改善点など、さまざまな努力と成果を報告いただきました。
弊社参加者からも、報告内容についての質問や個人的興味からの質問などもさせていただき、すべての質問に的確かつ専門的な回答をされている姿を見て、素晴らしいと感心しきりでした。
来期に向けての支援内容などの確認も行い、いよいよマシンを見ながらの質疑応答です。
試験に関わった者を始め、せっかくの機会なので見れる方は参加するようアナウンスを行っておりましたので、結構な人だかりで実車を拝見しました。近隣の企業様も珍しい光景に集まって来られ、少しの間お祭り騒ぎのような賑わいでした。
走行もお願いしたかったのですが、業務上通路の規制などを行う必要があり、また、マシンが路面の切粉などで傷ついてはいけないと、今回は止む無く見送りました。せめてエンジン音だけは聞かせていただきたいと要請し、叶えていただきました。
素晴らしいマシン実物を拝見して、感動しました。夏の試験の際にいらしていただいた方も数名いらっしゃっていて、優勝後のお顔をまた拝見出来たことも嬉しかったです。
2023年度は主要メンバーはアドバイザーとなり、新たなメンバーで挑戦されるようです。
ベンカン機工も引き続き支援させていただきたいと考えております。来年は是非、弊工場内での走行会も実現させたいと思います。
管理部 総務企画課 寺岡
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